帝国の憂い 2018 3 21 春分の日 Spring Equinox Day

 多くのメディアでは、中国において、
習近平氏の一強体制が確立したと報道しています。
今後、「皇帝」が、どういう行動を起こすか予想できません。
 さて、北朝鮮問題というと、
核実験や弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮に対して、
多くの日本人が、怒っているでしょうが、
日本以上に「怒り心頭」なのが、中国でしょう。
 北朝鮮は、中国の重要な行事に合わせて、
核実験や弾道ミサイル発射を繰り返していました。
 これは、メンツを重視する中国にとっては、
正に「メンツ丸つぶれ」という事態でした。
 習近平氏は、中国の指導者にしては、
珍しく表情豊かな人ですが、
こうした北朝鮮の挑発に「怒り心頭」であることが明白でした。
皇帝は、「いつか北朝鮮を征服する」と思ったでしょう。
 中国の歴史に登場する歴代の皇帝ならば、
「冊封体制の確立には、北朝鮮を征服して、
従順な指導者を立てる必要がある」と思うでしょう。

北朝鮮の野望 2017 2 26
 北朝鮮の核弾頭ミサイルというと、
標的が日本やアメリカではないかと連想しますが、
先に北京に向けて核弾頭ミサイルが発射されるかもしれません。
 これは、歴史を振り返れば、そういう可能性も否定できないのです。
大昔に、朝鮮半島には「高句麗」という国家がありました。
 位置的には、今の北朝鮮を中心にして、
北は、中国の東北部まで及び、
南は、朝鮮半島の南部まで及ぶという「大きな国家」だったのです。
 朝鮮民族(朝鮮族)というと、
朝鮮半島のみに住んでいると考える人が多いでしょうが、
実は、中国の東北部にも広く住んでいます。
一番多いのが、中国の吉林省、次いで多いのが黒竜江省となっています。
 「高句麗」の規模は、
今の北朝鮮と中国の(旧)瀋陽軍区の南半分が合併すれば、
ちょうどよい大きさになるかもしれません。
 「中国によって奪われた朝鮮民族の領土を回復するためには、
核弾頭ミサイルによって北京を脅すしかない」
北朝鮮の独裁者は、そう考えるかもしれません。
 北朝鮮は、情報が閉鎖されているので、
政治指導者が何を考えているか判断材料となるものがないので、
あらゆる場合を想定しておく必要があります。
独裁者の思考は、民主主義国から見れば、想定外の連続かもしれません。
 平時に有事を考えることが重要です。
いざ有事になってしまうと、誰もが異常心理になってしまい、
正常な判断ができなくなるからです。











































































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